 
		1999/10/21
			2000/ 8/11
以下の操作を行うと必ずフェータルエラーが出て、AutoCADが終了します。
		このトラブルは、アメリカのオートデスクのサイトにはなにげなく書いてあったそうですが、英文ですから日本では知っている人はほとんどいなかったようです。
		私の周りでも、「そういえばよくフェータルエラーになって、開けなくなるファイルがあった」という人もいました。
		AutoCAD2000/LT2000 では解決されています。
		
ポリラインを LENGTHEN コマンド(メニューは「長さ変更」)で短くする。
			そのファイルを保存する。
			次に開くときにフェータルエラーが出て、AutoCADが終了します。
			LENGTHEN コマンド以外の方法で短くするのなら大丈夫です。
このコマンドは私のTipsページで、ご紹介していますが、結構便利なんですよね。
		
		開けなくなったファイルを開くには、他のファイルか、新規図面を開いておいて、そこにファイル挿入します。
		
		この現象を回避する方法が1つあります。
		コマンドラインで PLINETYPE とタイプして下さい。この変数の値はデフォルトで「2」になっています。これを「0」にすれば、上記操作をしてもフェータルエラーは起きなくなります。
		
		Windows95 版からポリラインが新しくなっています。
		新しいポリラインは、メモリの使用量やファイルの容量が小さくなるように最適化されています。
		PLINETYPE を 0 にすると、そのファイルで扱うポリラインは旧バージョン仕様になります。
		実際どれくらいファイル容量が違うのか試してみました。
		936個のポリラインをもつ図面を旧バージョンで保存すると 1.21MBでしたが、新バージョンですと 515KBでした。
		これだけポリラインがあると、旧バージョンでは、作業中の動きもかなり遅くなります。