このカスタムメニューは AutoCAD LT のメニューバーに以下のメニューを追加します。
- モデル空間とペーパー空間を切り替えた時に、破線などの線種がどちらの作業空間でも正しく表示されます。
- 現在の寸法スタイル名と文字スタイル名を常に表示します。
LT97 , LT2000で動作確認しました。
インストール方法
- LTは、終了しておく。
- inb_menu.mns をLTがインストールしてあるフォルダにコピーする。(LT2000の場合はsupportフォルダ)
- 「ツール」−「メニューカスタマイズ」の「メニューグループ」タブで「参照」ボタンを押す。
- inb_menu.mns を開く。
- 「全て置き換え」チェックボックスがチェックされていないことを確認して、「ロード」ボタンを押す。
6.「メニューバー」タブに切り替えて、「inb_MENU」を選択する。
7.メニューを適当な位置に挿入する。(ヘルプの前がいいでしょう)
すると、メニューバーに新しいメニューが挿入されます。
使 い 方
- 「線種尺度を保管」をその図面ファイルに対して、最低1回実行して下さい。
LTSCALEの新しい値を聞いてきますので、縮尺1分の1に対する LTSCALEを入力します。
LTSCALEの基準値については、私のホームページをご覧ください。
LTSCALEはuserr1という変数に保管されます。
- モデル空間で作業する場合、その下の縮尺のどれかをクリックします。
ここでの設定はuserr2という変数に保管されます。
入力するとチェックマークが付きます。
userr1 と userr2 は図面と一緒にファイルに保存されますので、次に開いた時にもチェックマークが付きます。
- モデル空間とペーパー空間の切り替えは、このメニューで行ってください。
このメニューを使うと、「線種尺度」の設定を使って正しく線種が表示されます。
他の方法で作業空間を切り替えても、線種尺度は機能しません。
- 「スタイルを表示」は、現在の寸法スタイルと文字スタイルをステータスバーに表示します。
スタイルを変更すると、表示も更新されます。
この情報は modemacro という変数に保管されます。
modemacro はファイルを開くときに初期化されますので、そのつど実行して下さい。